新入生の皆々様、ご入学おめでとうございます。

新型肺炎の禍殃にともなって外出自粛の気風が吹き荒ぶ昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は日がな一日、自室にて効率の良い這い方を模索する毎日です。やはり歩行は移動手段として有用であることを思い知らされますねぇ。


さて、本日の担当は機械工学課程に所属している新3回生のひらめです。どうぞ、よろしくお願いします。今回は新歓ブログということでロボコンに入る前のことと入った後のことを踏まえながら新入生の皆様にロボコンをおすすめしたいと思います。

今でこそロボコン挑戦プロジェクトたるForteFibreで活動している僕ですが、入部前はものづくりに興味こそあれ、その経験はほとんどなかったです。大学に入る前は京都工繊がロボコンをしているとは露も知らず。それもあいまって自分がロボコンをすることになるとは入学当初、まったく想像していませんでした。

そんな僕のロボコンに入るきっかけは最初のドイツ語初級基礎で席が近かった人にロボコンの入部説明会に誘われたことです。

説明会に誘ってもらったときは、「ロボコンに興味ないことはないけど、自分がするとなるとちょっとなぁ…」みたいな心持ちでした。けれども、先輩の話を聞いたり、活動を見たりするうちにロボコンみたいなものつくり系の団体に入ったほうが工学部っぽいことができて楽しそうだなぁという考えに至り、ForteFibreでロボコンに挑むことを決めました。

思い返せばふわっふわな意思決定ですが、人生は大方そんなものです。

ForteFibreに入ってからは機体の設計・製作を担うハード班に所属し、F3RCという新人向けの大会で機体を作ったり、NHK学生ロボコン2019と2020では細々した機構の試作を担当していました。


さてさて、新入生の皆様にロボコンをおすすめするからには私たちForteFibreとともにロボコンをすべき理由を挙げ、皆様の興味を惹かねばなりません。

ロボコンの推しどころは数多くありますが、その中でも『思い描いていた通りの”工学部っぽいこと”ができる』というのが僕が他人にロボコンをおすすめする最大の理由です。

僕たちが学ぶ機械工学は大雑把に言えば諸々の力や運動が物体に与える影響を見極め、その影響を活かすなり殺すなりして目的の達成を目指す学問です。ここで力や運動を変換し、活かしたり殺したりするものが機械であり、機械工学徒は運動と力を見極める術と活かし方と殺し方、すなわち諸々の機械の設計・製作技術の理論と実践を学部で4年かけて学びます。

学部での教育は機械工学徒を機械工学徒たらしめるものであり、必要不可欠です。しかしながら学部での講義のほとんどは体系立った知識の習得を目指すものであり、実践という観点においては少し物足りないと感じる方も少なくないかと思います。

俗に言う「なんか思ってたんと違う…」という奴です。

その点において、ロボコンでは自身で機構を考え機械を設計・製作することで機械工学課程で学ぶことに実践を通して触れる事ができます。与えられた課題を解決するために、自分たちの能力でどうにかなる細かさまで課題を切り分け、その解決手段を考えて現実のものにする。

持てる知識と創意を尽くしてロボットを作る過程で、学部教育だけでは得られない”工学部っぽさ”を感じられるはずです。

以上から”工学部っぽさ”を求めて本学に入学された皆様にはロボコンを強く強くおすすめいたします。


ロボコンにご興味がある方は是非にご連絡ください。私たちForteFibreはあなたの参加を歓迎いたします。

それではまたいずれ。皆様にお会いできる日を楽しみにしています。

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