SMC様より真空機器のご支援と真空講習会を実施していただきました

みなさんこんにちは、ForteFibreのみょんみょんです。今回のNHK学生ロボコン2026では、様々な企業様からご支援を頂きました。大会の終了に伴い、ご支援を頂いた企業様の紹介を行っていこうと思います。

今回の記事では、世界各地で空気圧制御機器の開発・製造を行っておられる SMC株式会社様をご紹介します。SMC株式会社様からは、吸着パッド・継手など物品の選定・ご支援に加え、真空機器の使用方法についての講習を行っていただきました。

吸着パッド

NHK学生ロボコン2026では、秘伝書を回収するための吸着パッドについて、選定のご助言と物品のご支援をいただきました。吸着パッドは、真空ポンプやエジェクタなどを用いてパッド内部を真空にし、ワークを吸着する機器です。

従来使用していたゴムやシリコン製の吸着パッドでは、高速な回収動作の際に秘伝書を落としてしまうことがありました。そこでSMC株式会社様にご相談したところ、京都営業所内の「Handling Lab」にて、実際の秘伝書を用いた吸着試験の機会をいただきました。

Handling Labには多様な種類の吸着パッドや各種センサが用意されており、複数のパッドを試しながら、吸着時の挙動や必要な数値を確認できました。実機で検証できたことで、使用感だけでなく、吸着パッドの選定に必要な条件を具体的に把握することができました。

その結果、今回はZP3Cシリーズの吸着パッドをご支援いただきました。ZP3CシリーズはSMC株式会社様の新製品で、段ボールのように耐摩耗性が求められるワークに適した製品です。シリコン製やNBRゴム製のものと比べて硬さがあり、今回のロボットで秘伝書を高速に回収する用途によく合うものでした。

ロボットの試作に便利な隔壁メスユニオンやレジューサエルボーといった吸着パッドの真空配管用パーツも一緒に支援していただき ました。

NHK学生ロボコン2026に出場したR2の秘伝書ハンド先端の写真

 

NHK学生ロボコン2026に出場したR1の秘伝書ハンド先端の写真

真空講習会

部員を対象に、真空機器に関する講習会を実施していただきました。

講習会では、ベルヌーイグリッパ、バキュームフロー、真空エジェクタを実際に動かしながら、真空を利用したさまざまな搬送方法を学びました。真空エジェクタについては、高真空タイプ(Sタイプ)と大流量タイプ(Lタイプ)の違いを体験し、必要な真空圧力や流量に応じて機器を選定する重要性を理解しました。

また、ベルヌーイグリッパやバキュームフローにも触れることで、ワークの性質や搬送方法に応じて真空機器の選択肢があることを知ることができました。実機を操作しながら学んだことで、真空機器の特性とロボットを結びつけて考える、貴重な機会となりました。

ForteFibreでは真空機器を扱う機会が限られており、部内に十分な知見が蓄積されていませんでした。今回の講習会を通して、真空機器の仕組みを理解するだけでなく、ロボットの機構へどのように適用できるかを具体的に検討するきっかけを得ることができました。今後の機器選定や設計にも、今回学んだ知識を活かしていきます。

 

真空講習にて吸盤を試す様子

 

真空講習にて吸盤を試す様子

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